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施工について
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素地調整(ブラスト)

溶射工事に関わる素地調整は本関連仕様の中にて、最も重要な点といえます。
電気防食法である溶射防食は鉄鋼素材面との密着状況が防錆年月を左右す
ると考えられます。従って、下記の仕様範囲にて素地調整されなくてはならない
必然性があります。

公的に素地調整基準が決められている例
日本道路規格 JHS403-1992 及び JHS404-1992

※ブラスト処理鋼鈑のブラスト条件

防錆度 ISO-8501-1 Sa2.1以上
研掃剤

珪砂

表面粗さ 25RZを基準とする

現状のブラスト鋼鈑表面素地調整は、上記基準が決定されているのみです。
※目的は、ジンクリッチペイント等の防食塗装を前提としている。

溶射前処理としてのブラスト規格としては、やはり不十分さが感じられ、本仕様を以下の基準範囲に補充すべきと考えます。

※溶射前処理としてのブラスト条件

防錆度 ISO-8501-1 Sa2.1/2以上、に近い防錆度
研掃剤 1.珪砂(2号/3号 1:1)
2.ガーネット(インド産3号相当)
3.スチールグリット(G50/G100 1:1)
※上記研掃剤から作業現場環境に応じて選定する。
研掃法 1.直圧式 噴射圧力が5.5kg/cm2以上
2.投射式 ブレード投射速度が140m/秒以上
表面粗さ 50uRZを基準とし、粗面密度は150umSM以内とする。
※SMとは、RZの平均ピッチ(10点平均)
溶射間隔 臨海1q範囲 120分以内 その他240分以内に溶射

※検査基準

防錆度 基準版との比較、目視による判定
表面粗さ 三次元粗さ計による測定、測定チャート添付
※測定個所は、現場にて決定する

溶射工の標準規格は以上の各種問題点が、規格内にあれば問題発生は皆無と考えられます。


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