橋梁仕様:単純非合成板桁橋、橋長≒40m、幅員≒8m前後、鋼重≒50Ton (但しメッキ仕様は復板厚1mm割増≒6%とし53Tonとする) 塗装面積≒1,000m2。 比較のため全て工場施工のみの条件で整合し、それぞれの工法に適合した設備で施工されることとする。 |
(ガルバリウム)被膜溶射 |
便覧仕様;C-4系塗装) |
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工場施工費 製品ブラスト費:@6,200/m2 溶射・材工 (Al55%:Zn45%;100μ):@4,843/m2 封孔・材工:@2,045/m2 (ポリウレタン樹脂 又はアルファーコートA) 上塗・材工:@827/m2 (ポリウレタン樹脂 又はアルファーコートA) @13,915/m2×1,000m2 |
(原板ブラスト+製品ブラスト+材料+ 塗装工+工具損料) 現場塗装費 (現場ケレン費+材料費+塗装工+ 工具損料)
(上記塗装系の塗装費の詳細 |
(不メッキ養生、マーキング、 ブラスト費を含む) @103,500円/Ton メッキ施工対策費 (湯口加工、補 強リブ等) @4,300円/Ton 添接部目粗しブラスト費 @ 5,500円/Ton 製作・架設費の鋼重量増し (6%=3Ton)分の製作から架設ま での工事費 @750,000円/Ton 製作工数増加要因:溶接、矯正 架設工数増加要因:2主桁を地 組立して橋脚に載せるので大 型重機が必要 (@103,500+@4,300+@5,500)× 53Ton=6,004,900 @750,000×3Ton=2,250,00 |
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小計 =13,915,000円 | 小計 =8,618,000円 | 小計 8,254,900円 | ||||||||||||||||||||||
@1,428/m2×2回=2,856/m2×1,000m2 但し、アルファーコートAの場合40年以上 (50÷40=1回)=(1,428,000円) |
@8,362×4回=33,448/m2×1,000m2 |
(50年-20年)÷10=3回 (但し、メッキ膜の上からの塗装なので 10年毎の塗り替えとした) @7,806/m2×3回=23,418円×1,000m2 |
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小計 =2,856,000円 | 小計 =33,448,000円 | 小計 =23,418,000円 | ||||||||||||||||||||||
トータル メンテ費用 |
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足場仮設費 (通常足場) |
528×@2,400/m2=1,267,200×2回 |
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=2,534,400円(1,267,200円) |
=5,068,800円 |
=3,801,600円 |
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総メンテ費 |
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常温溶射なので、熱影響は全く考慮不要 |
(特に溶接と矯正)が数必要。 設計上3〜6%の鋼重量割増となる。 製作は2〜10%工増脱脂、酸洗工程 が必要。 架設に際し、添接部の目粗らしにブラ スト処理が必要。 2主桁を地組立てして、橋脚に載せる。 大型重機が必要。 再メッキは不可能なので、20年後にC 系塗料で塗り替え。 但し、メッキの上の塗膜は一般に5〜7 年で剥離する傾向がある。 本試算は、20年経過時から、10年毎に 塗替とした。 電力会社の亜鉛メッキ送電鉄塔が、酸 性雨の影響で、6〜7年で発錆し、 12〜13年経過すると、30%が発錆して いる報告もあります。 ※塩水噴霧試験:1,500時間で発錆 |
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(RZ60μ以上、SM/RZ≦3) |
原板ブラスト+ジンクリッチプライマ― 工場塗装前処理時に 製品ブラスト+無機ジンクリッチペイント |
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溶射被膜の上の上塗り塗料は原則として剥離 ないので、塗料の風化・消耗又は、汚れを補う意 味で、塗り替えを20年毎と設定。 (但し、アルファーコートAは常乾型セラミック塗料 なので塗り替えを40年毎とした) ※塩水噴霧試験:16,000時間でも発錆なし |
ガイドブック橋梁塗装』により、 C系塗装の塗り替え期間=12年を 参照した。 ※塩水噴霧試験:500〜3000時間 で発錆。 |